アロマトピックス


  アロマの事をもう少し詳しく知りたくなってきた方へ。

  一つ一つの精油の働きは実に興味深いものです。

  私たち人間もそれぞれに個性があって違いがあるように、

  植物たちにも個性があり、様々な作用があります。

  季節の変動や、自律神経のバランスに合わせて

  うまく生活の中に取り入れていくと、心も身体も

  ホッと安心してリラックスしていきます。 

  興味深い植物の世界、どうぞご覧くださいね。

 


ダイエットの強い味方☆グレープフルーツ

グレープフルーツはお馴染みの柑橘類。

あの爽やかで少し苦味がある果実が人気ですよね。

名前の由来は、ブドウのように房状に実がなることからその名がつけられたそう。

 

そして近年では「グレープフルーツはダイエットに良い!」と注目を浴びるように

なりました。

グレープフルーツの苦み成分には、ポリフェノールの一種である『ナリンギン』

という成分があり、その『ナリンギン』が脂肪分解を促したり、食欲を抑えたり、

抗酸化作用があるのだそうです。

そして『リモネン』という成分が血流を促進させて、むくみを軽減してくれます。

 

すごいのは、嗅ぐだけで効果があるというところでしょう。

つまり、グレープフルーツ精油の香りをお部屋で焚けば食欲も抑えられ、脂肪分解も促進されるのです。

さらにお部屋を奇麗にする作用もありますので、ルームスプレーにしてもいいですね。

香りも爽やかなので、お子様からお年寄りの方にも好まれる香り。

リラックスというよりはリフレッシュという感じですので、勉強する時や仕事をする時にも向いています。

 

とても使いやすい精油ではありますが、少し注意点があります。

グレープフルーツ精油でブレンドしたオイルでトリートメントをした場合、4~5時間は直射日光に当てないこと。

シミになってしまう可能性があるので、陽が落ちてからのトリートメントに使うことをお勧めします。

それと、果皮を圧搾して採れたものがグレープフルーツ精油になりますので、もし農薬を使っている場合は

残留農薬が精油に入ってしまう可能性があります。

出来れば、オーガニックか無農薬と書かれたものを選んでくださいね☆

若返りにはローズマリー!

ローズマリーは日本ではマンネンロウと呼ばれていた植物。

すっきりとした爽やかな香りなので、ハーブティーとして飲まれたり、

お料理のスパイスとして使われたり。

お料理する方には馴染みのあるハーブですよね♪

古代から薬草としても使用されてきました。

 

タイトルの若返りのハーブと言われるようになった由来ですが、

14世紀 ハンガリー王妃であるエリザベート1世が70歳を過ぎ、体調が思わしくなかった

ため、アルコールにローズマリー等のハーブを入れたもの(今でいうチンキですね)を

飲んだり肌に塗っていたところ、みるみる元気になったんだそう。

そしてなんと!当時20代半ばのポーランド王に求婚されたというところから、若返りに良いと広まったそうです。

それだけ年の差があっても、元気でお美しかったって事なんでしょうね。

私自身もハンガリーウォーターを使ったことありますが、使っているうちにどんどん美白になって驚いた記憶があります。

そして肌が強く健康的になったなと感じました。

 

また認知症予防アロマとしてテレビで取り上げられ、有名になった精油でもあります。

ローズマリーは集中力UPや精神強化に優れていることと、香りは記憶を司る海馬にも届くので、このような結果が出たのだと

思われます。

(ちなみに、朝はローズマリーとレモン、夜はラベンダーとオレンジの組み合わせで紹介されていました)

 

ローズマリー精油は種類がたくさんあり禁忌事項のある種類もあります。

ですので、最初は禁忌事項のないローズマリー・シネオールあたりを選ぶと安心だと思います。

勉強中や仕事中に香らせたり、風邪予防、花粉症、喉がイガイガする時、車の運転中にもいいですよ。

最近どうもぼんやりしがちで仕事でもミスが目立ってしまって・・・なんて方にもぴったりの香りです。

ぜひ、ご自分の体調に合わせて香りを楽しんでくださいね。

花の王!ジャスミン

ローズが女王ならば、ジャスミンは花の王と呼ばれています。

甘く官能的な香りとして古くから愛され、インドやアラビア半島では『媚薬』としても

人気を博していました。

エジプトの女王クレオパトラも愛用していた香りなんですよ。

当時は精油なんてありませんので、オイルに花を浸けこんで香りを移した香油を身体に

塗っていたそうです。

 

意外かもしれませんが、ジャスミンの花は可憐で小さな白い花が特徴です。

この花から精油を採取するのですが、花1tにたいして精油はわずか1kgしか採れません。

その為、とっても高価な精油としても知られています。

 

ジャスミンの作用としてはやっぱり催淫作用。

カップルや恋をしている時、片思いの時なんかにもいいでしょうね。

有名な香水などにもよく使われているのですが、きっとこの香りの作用も期待されての事でしょう。

あとは脳内の神経伝達物質のエンケファリンやドーパミンを分泌すると考えられており、精神の高揚やリラックス効果があり

不安感、緊張、ストレスの多い方、鬱状態の緩和にもいいそうです。

誘眠作用があるので不眠の方にもおすすめなんですが、車を運転する方は注意が必要ですよ。

 

こちらの精油は殆どが溶剤抽出法で作られるので、溶剤が精油に残る可能性があります。

なので、どちらかと言えば香りを楽しむために使うことが多いですね。

(もしアロマトリートメントに使う場合は、成分分析表が付いているような信頼できるメーカーの精油を選んでくださいネ)

な~んて言いながら私自身はジャスミンをブレンドしたアロマオイル、結構好きなのです。

まるで南国のスパでアロマトリートメントを受けているような、優雅で贅沢な気持ちにさせてくれるから。

南国に行きたいけどなかなか行けない。。。そんな時にブレンドしたい精油の一つです。

アンチエイジングと言えばフランキンセンス

年を重ねるのは素敵なことですが、お肌の老化は食い止めたい!

というのが女心ですよね。

アンチエイジングという言葉はもはや一般的に浸透していますが、精油の中にも

アンチエイジング効果が謳われ大人気の精油があります。

それがフランキンセンス精油。

一時、テレビで取り上げられたお蔭で、当時は欠品になるほどの人気ぶりでした。

 

この『フランキンセンス』という植物の歴史はとても古く、キリスト生誕のお祝いの

貢ぎ物の一つとして贈られたことでも有名です。

当時、貢ぎ物としれ贈られるくらいですから、とても高価で価値のあるものだった

というのがうかがい知れますね。

 

フランキンセンスは樹皮を傷つけると樹液がにじみ出るのですが、その樹液を出す事により自身の身を守り修復する力を

持っています。

その力こそが、フランキンセンス精油の瘢痕形成作用。

私たちの皮膚の傷跡をキレイに修復したり、皮膚表面を滑らかに保つ働きがあります。

それがアンチエイジングに良いと言われるようになった所以だと思われます。

 

また古くから宗教儀式にも使われてきたので、精神安定としてもその力を発揮してくれます。

ストレスが溜まった時や、しんどい時、不安定な時、ネガティブな時。

私自身もこの精油を使うと、不思議と心がすーっと穏やかに安定するような気がします。

 

フランキンセンスのイメージは、やっぱり聖母マリア様。

神聖な気持ちになるし、優しく温かい母親の愛のようなものを感じます。

また当時から使われていた香りですので、マリア様やキリストも嗅いでいた香りとも言えます。

ちょっぴりタイムトリップしたような、そんな気分を味わえる香りかもしれませんね。

心もまぁるくなるオレンジ

オレンジはミカン科の植物の一種。

国産のオレンジは少ないですが、日本ではみかん・夏みかん・ぼんたん・はっさく

など、色んな柑橘系を昔から食べてきましたので、馴染みがありますよね。

オレンジは爽やかで甘い果実が大人気。

 

そんなオレンジから採れた精油は、やっぱりお子さんからお年寄りまで人気の香り。

特にオレンジ・スィートという精油は、心がぱ~っと明るくなるような

元気になる香りなんです。

心配事を払拭して心がまぁるくなる、そんなイメージがあります。

 

そのためか、最近では病院の待合室でオレンジの香りを焚いているところが増えてきたと聞いたことがあります。

アロマを導入するなんて、素敵な病院ですよね♪


また、認知症予防アロマとしても、オレンジの精油は有名になりました。

こちらは夜に使うと安眠出来るということで、一時は品切れにもなってましたよ。

テレビの力ってすごいですよね!

(ちなみに紹介された精油は、日中はローズマリーとレモン、夜はラベンダーとオレンジの組み合わせでした)

 

オレンジ・スィートの他の用途は、むくみ、便秘、ルームスプレー、メイク落とし、掃除用スプレー、など。

オレンジの皮に含まれる成分『リモネン』は油分を溶かす働きがあるので、食器洗い用洗剤によく配合されています。

キャリアオイルにオレンジ精油を加えれば、メイク落としとしても力を発揮してくれますよ。

このd-リモネン、なんとゴキブリが嫌う香りだと昨年テレビで放映されました。

キッチン用スプレーや食器用洗剤に数滴混ぜてみるのもいいかもしれません。


禁忌や注意事項はありませんので、アロマ初心者さんにも安心して使っていただける精油なんです。

ただし、オレンジの精油は皮から採れるので残留農薬が残ってしまう危険性があります。

肌に触れる使い方をする場合は、オーガニック認証されてるものを選ぶことをお勧めします。

体感温度が-4℃下がるペパーミント

ペパーミントは爽やかな清涼感のある精油。

多くの人に好まれる香りなので、食品、日用品、スキンケア製品にも使われています。

口腔ケア商品には欠かせない存在でもありますね。

 

あのスーっとした味は『ℓ-メントール』という成分に冷却作用があるから。

とある有名なリップクリームにもℓーメントールが配合されています。

塗った時のスースー感、私は結構好きです!

 

この成分の効果が大きいのだと思いますが、資生堂の実験では

ペパーミントを使用すると体感温度が4℃下がるといった結果が出ているそうです。

少し蒸し暑くなってきたらペパーミント精油を部屋で焚いたり、

精油を細長い紙につけて、扇風機やエアコンにつけて風を送ると、清涼感がグっと増します。

近年はエコグッズがとても人気ですが、ペパーミント精油もエコとして活躍してくれるはず。


その他の用途としては、花粉症、消化不良(胃腸関係)、低血圧、痒み・虫さされ、めまい、乗り物酔いなど。

停滞している何かを払いのけ、シャキッとさせてくれる働きが多いですね。

 

ただしペパーミントは禁忌があります。

(禁忌とは禁止事項って意味です)

3才までの乳幼児、妊産婦、授乳中、てんかん患者、高血圧患者の方には使用出来ないことと、

6才以下のお子さんには念のために注意しながら使用する、ということ。

精油1滴でも、たくさんのミントが詰まってるのです。

 

ちょっと不安という方は、ハーブティがおすすめ。

我が家の庭でも育てていますが(…というか勝手に育ってくれるほどたくましいハーブです)、

今の時期はグングンと葉っぱが生い茂っています。

生のフレッシュハーブティーは風味がすばらしく美味しいですし、乾燥させれば日持ちもします。

ちなみに、モヒートというお酒を作るときにもミントを使います。

ハーブとしての効能は、胃腸関係や花粉症などにいいようです。

夏はぜひ、ペパーミントを楽しんでみてください♪

女性性を開く最強精油♡ローズ

ローズと言ったら、女性性の開花を促す精油。

アロマの世界では精油の女王なんて呼ばれてます。

その堂々とした姿から、女性として生きる喜びがビシバシと伝わってきますよね。

また茎にトゲを持つことから、気高い印象もあります。

これはプライドが高いのではないかと想像されるかもしれませんが、

私は『自分の信じた想いを貫く屈強な精神』ではないか、と感じています。

愛を貫く、そんなイメージでしょうか。

 

そして、ローズの精油はお高い事でも有名。

それもそのはず。

精油1滴(0.05ml)を採取するためにバラの花60個が必要なんだそうです。

1㎏の精油を取るのに、なんと4トン必要になるんですね。

(ラベンダー精油を1kg取る場合は160kg)


ちなみにOHANAで使用している精油はプラナロム社のものですがローズは水蒸気蒸留(オットー)のタイプを使っています。

他のメーカーさんでは溶剤抽出法(アブソリュート)で作られている精油もありますが

溶剤が精油に残る可能性があるため、肌に触れるものは水蒸気蒸留法の精油を使う方がおすすめです。

 

そんなローズの用途は、スキンケア、シミ・シワのケア、クマ、ヘアケア、火傷の傷跡ケア、出産後のふさぎ込み、女性の失恋など。

やはり女性のための働きが多いですね。

禁忌や注意事項はありませんが、ゲラニオールという成分に子宮収縮作用がある為、出産時に使う方もいらっしゃるそうです。

 

よく市販のスキンケア製品にローズ配合なんて書いてあったりしますが、合成の香りが多いように思います。

合成の香りを嗅いでローズが好きじゃないという方もいらっしゃるので、ぜひ本物の香りを体感してほしいなぁと思います。

万能選手!ラベンダー

アロマの香りと言って思い浮かぶのは、ラベンダーという方が多いのではないでしょうか。

困った時にはラベンダー!

そんな風に言われるくらい、ラベンダーは万能選手。

私も旅先にもっていく精油の1つが、ラベンダーだったりします。

 

ラベンダーをイメージすると、なぜか私の頭の中には慈悲深いマザーテレサが浮かんできます。

紫の色がそう思わせるのかもしれません。

大変な思いも、ネガティブな思いも、何もかもひっくるめて包んでくれるような受容。

そんな深い優しさを合わせ持った精油なのかもしれませんね。

 

ラベンダーと一言でいっても、実は品種がたくさんあります。

品種がたくさんあるという事は、成分もそれぞれに異なり、使用する目的によって選んで

使うことが出来るのですね。


で、私のオススメの1本は注意事項や禁忌がないラベンダー・アングスティフォリア

例えば、ストレスや不眠、肩こり、胃の不調、痒み・虫刺され、火傷、スキンケア

これ1本あれば多くのケアが出来てしまいます。

すごい!

 

ちなみに…1920年香料会社に勤めていたルネ・モーリス・ガットフォセが、火傷した際にラベンダー精油を塗布して

治ったことがきっかけとなり、精油の働きが詳しく研究されるようになったのは有名なお話。

火傷の時は、ラベンダー・スピカという品種の精油がおすすめですよ。

(但しスピカの場合は、乳幼児、妊産婦、授乳中、てんかん患者の方は注意が必要)